2024年11月28日、「PARKSシンポジウム2024 in 大分」をコンパルホール(大分市)にて開催いたしました。本年度は、「九州から世界へ ~ディープテックとアントレプレナーシップの融合~」をテーマに掲げ、PARKS参画機関の皆様をはじめとする多くの支援者、総勢117名にご参加いただきました。
シンポジウムでは、まずPARKSの活動内容をご報告した後、大分大学の猪股雅史教授(GAPファンド採択者)より、「AIを活用した手術動画の言語化技術の開発」についてご講演いただきました。AIによる手術記録作成ツールの開発に関する取り組みが共有され、最先端技術シーズのポテンシャルに触れる貴重な機会となりました。
続くセッションでは、「大学発スタートアップを牽引するCXO人材の挑戦」(大分大学)、「グローバル人材の起業と起用:現場から見える課題と展望」(立命館アジア太平洋大学)など、各機関による熱のこもった議論が繰り広げられました。大学発スタートアップを支えるCXO人材の育成や、外国人起業家の巻き込みにおける課題と解決策を深掘りし、九州・沖縄圏におけるスタートアップ・エコシステムの未来像を探る場となりました。 また、施設提供およびご共催をいただいた大分市には、若者の創業マインドの醸成や新たな起業家の育成に向けた市の取り組みをご紹介いただきました。地域資源を活かした創業支援の実例は、多くの参加者の関心を引きました。
会場入り口では、参画機関による研究シーズや取り組みを紹介するポスター展示が行われ、来場者の皆様から高い注目を集めました。さらに、ホルトホール大分に会場を移して行われた情報交換会には83名が参加し、活発な意見交換と分野を超えたネットワークづくりの場となりました。充実した交流の中で初日を盛況のうちに終えることができました。
2日目(11月29日)は、大分市の新施設(大分市若手起業家育成施設)にて、PARKS参画機関46名による全体会議を2部構成で開催。第2部はアントレプレナーシップ教育WGと起業支援WGに分かれ、それぞれ熱のこもった議論が展開されました。新たな発見やアイデアが生まれる貴重な場となりました。
今後もPARKSでは、地域発イノベーションの推進と持続可能なスタートアップ・エコシステムの形成を目指し、活動を続けてまいります。引き続き、皆様のご支援とご関心を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、ご参加いただいた皆様、貴重なご講演をいただいた登壇者の皆様、そして企画準備から当日運営にご尽力いただいた全ての方々に、心より御礼申し上げます。